大事、何事も

何事につけても、大難が中難、中難が小難、小難が無難になることはあっても、大難は無難にはならないのです。

 

プロ野球の野村克也監督は、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し。」と述べています。

負ける場合には、当然に負ける要因があり、必然に近い状態で負ける。

不思議の勝ちは、自分のミスよりも、相手側が甚大なミスを犯した時に勝てる勝ちの事であろう。

確かに、棚ボタ式の勝ちは沢山場数を踏めばあるはあるでしょうが、実力のすべてではないのでしょう。

大難が中難、中難が小難、小難が無難を願う事は、先ず、自分の守りを固くして、堅忍自重する事なのでしょう。

 

他人の失敗に期待する事は、「株を守る」(韓非子)の諺もあるように成功を必ず約束をするものではないのでしょう。

先ずは、自分の守りを確かなものとして、一歩、一歩進んでいく姿勢が成功をもたらす最大の要因といえるのでしょう。

少なくとも、失敗は、小さなミスが誘発するものに過ぎないのですが、慢心や傲慢さに我を忘れていると、簡単に滅亡の時がやって来るに違いありません。

 

「戦争論」においてクラウゼヴィッツは、「状況の四分の三は霧の中だと覚悟して判断せよ」と述べています。

どんなに、的確な状況分析能力があろうと、情報収集能力には限界があり、全ての状況を的確に認識できる訳でもなく、また、全ての状況下でどれが優先すべきポイントかどうか的確に見分けられる訳でもないのでしょう。

 

心を穏やかにして、的確な判断ができるのであれば、人は、自分の成功を確信でき、未来に希望がもてるのでしょう。実際、楽天的である・前向きであるということは、状況判断が他者より的確にでき、対処が他者より巧みであるという自信から生まれると思ったほうが良いのでしょう。

 

もう一ついえることは、長期の展望を見抜ける目があるかどうかでしょうか。

物語の展開を読み分けられる・話しのストーリーが分析でき、今後の展開が予想できるかどうかがもう一つの大過を避け、幸運を自分に読み込む要因でしょう。

 

関係は無いのかもしれませんが、撃墜王であった、坂井中尉は視力が極めて良好で、敵の戦闘機を素早く視認し、戦闘空域に入る頃になると、有利な自分のポジションを既に確保していて、圧倒的に優位な立場で空戦を行えたと伝えられています。

 

Sony Card(ソニーファイナンス)
出張・ビジネスホテル予約サイト【やど上手ビジネス】
猫と楽しめるスピーカー パイオニアハッピーアクア 3980円