さて、天空の城ラピュタの「ラピュタ」はガリバー旅行記から貰い受けたようです。(作中でもパズーが言及しています)
空に浮かぶ島「ラピュタ」のイメージは宇宙戦艦ヤマトに登場する木星に浮かぶ浮遊大陸のイメージより遥かに古いものです。
「シータ」のイメージはもちろん、未来少年コナンの「ラナ」のイメージに重なる訳ですが、自分の運命や境遇が例えいかなるものであろうと、決然と(心の中では)生きて行く姿。
普通の女の子では決して耐えられることのできない様な苦難や試練があろうとしても、自己の信念を自分が今、なさなくては為らない事を、自分の体がたとえ砕けようともという思いで突き進んでいくような生き方が共感を呼ぶのではなのでしょうか。
天空の城ラピュタも、未来少年コナンもそして、ルパン3世「カリオストロの城」も「こんないいとは思わなかった」というのが見た一部の人の評価であったようです。
当時、普通の人はこの様な作品は見る機会は、TVの映画上映枠でしか無かったのだと思います。
しかし、テレビで再放送がなされたにせよ、徐々にビデオやDVDの普及などによって、その真価が問われる事になりました。
(9.11直後不況の時は一時そのビデオなども書店の店頭から消えていった様に思われます。)
どう考えても、この作品群が世界一のレベルだと言わざるを得ないのでしょう。
今後、より多様な、作品の芽がいくつも色々な所から出始めてきました。
もしかしたら、大変、楽しみなところではないのでしょうか。
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